くわず嫌いのPC初心者ブログ

パソコンの「よくわからないから嫌!」をちょっと解決

うわっ、消えた!とならないためのデータ保存

パソコンを使っていて、

時々起こることが、

パソコンで作った書類やデジカメの写真が消えた!

という事態。

 

まずひとつめは、

気づかないうちに削除してしまっている可能性。

そんなことない!

なにもしてない!

という初心者の人の言葉は信じませんよ。

 

僕は、

初心者向けのパソコン講師や、

操作のサポートをしていたことがありますが、

だいたい、

何もしていない!

は絶対何かしています。

それに気づいてないか、忘れているかだけ。

勝手に消えることなどないのです。

 

勝手に消えることはまずないですが、

パソコンがその書類や画像を見れなくなることは、

実はあり得ます。

原因は様々ですが、

①保存の作業中に、なんらかの不具合が起こっている、

②保存した書類などに、パソコン側の原因で読み込むことができなくなっている

のどちらかに分類できます。

 

①はアプリケーションソフトの動作の不具合の可能性が高いです。

②はOSによるパソコンの動作の不具合か、ストレージの不具合です。

 

今回は、ストレージのお話ということで、

②の事を絡めて、ご説明してみたいと思います。

 

ストレージの種類とメリットデメリット

1.内部ストレージ

内部ストレージというのは、パソコンの中に入っている、

データを保存しておく場所ですね。

一般的には

HDD(ハードディスクドライブ)と

SSDソリッドステートドライブ)

です。

HDDは現在最も普及しているストレージ媒体です。

特徴としては

記憶できる量(容量)に対して金額が安い。

対してSSDは、

ここ数年で一気に普及したストレージ媒体です。

特徴は、

アクセス速度(情報をやり取りする速度)がとても速い。

アクセス回数に制限がある。

ということです。

 

2.外部ストレージ

外部ストレージとは、

パソコンに接続して使用するストレージ媒体です。

皆さんがよく使う、

USBメモリやSDカード、

CD-ROMやDVD-ROM、Blurayも外部ストレージです。

特徴としては、

持ち運びが容易で、データのやり取りをするのに適しています。

また、データがいっぱいになったときには、

簡単に新しいものに入れ替えて使うことができます。

 

3.オンラインストレージ

オンラインというのは、

わかりやすく言うと、インターネットに接続している状態です。

インターネットは世界中にある

サーバーというコンピューターと

自分のパソコンがつなげている状態です。

そのインターネットに接続されている、

ほかのコンピューターに保存する場所を借りて、

そこに情報を保存することができます。

これがオンラインストレージです。

 

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パソコンのデータ?あぁ、ここに全部入れてるよ!

さて、それぞれに簡単な特徴をお話しましたが、

それでは、パソコンの大切なデータは、

どこに保存しておけばいいでしょうか?

普段使いは内部ストレージ

普段のデータは、自分のパソコンの中に保存します。

パソコンの中のストレージ、つまり内部ストレージです。

今している仕事に関する書類や、

撮影したばかりの写真などです。

 

大切なデータは外部ストレージ

普段あまり使わない書類、整理が終わった写真、

スマホタブレットのバックアップなど、

すぐには使わないけど大切にとっておきたい情報は、

外部ストレージに保存します。

保存しなおすと考えてください。

 

ただし、外部ストレージでも

外付けHDDがおすすめです。

テレビの録画するときにテレビにつなぐあれと同じものですよ。

どのストレージも

いつか壊れて情報を見ることができなくなる可能性があります。

そんな中で耐久性が高く、信頼度が高いのが

HDDです。そして、安価です。

 

逆に、USBメモリやSDカードなどは、

長期間にわたり情報を保存しておくのには向きません。

持ち運んでいる際の、静電気などで

情報が見れてくなってしまうこともよくあります。

USBメモリやSDカードの中だけ

保存しておくのは、ちょっと心配です。

 

どこでも使いたいデータはオンラインストレージ

たとえば、

帰省しておじいちゃんおばあちゃんに、

孫の写真を見せたいとか、

仕事先で以前に作成した資料を参照したいとか、

そんな時はオンラインストレージが便利です。

自分のパソコンには普段使う情報だけが入っていますが、

それ以外で使う可能性がある情報は、

インターネットに接続していれば、

オンラインストレージから確認することができます。

 

オンラインストレージは、

無料で使える場合と、有料の場合があります。

一定の容量までは無料で、それより先は有料という場合もあります。

デメリットとしては、

インターネットに接続していないと使えないということ、

データをやり取りする速度が遅い場合があることなどです。

 

大事なことはバックアップ!

バックアップとは、保存してある情報のコピーを作っておくことです。

コピー先は、同じストレージのなかではいけません。

そのストレージがこわてたら、

元もコピーもなくなってしまいますからね。

外部ストレージのHDDに保存して、

もう一つHDDを準備してバックアップを取る、

というのが一番安心できますが、

お金もかかるし大変ですから、

まずは、内部ストレージ→外部ストレージHDDのバックアップを

考えておきましょう。

 

ちょっと駆け足でしたが、ストレージのお話でした。

USBメモリにすべての情報を入れているあなた!

まずは内部ストレージにバックアップをとりましょう!

すぐに、ね。